今日は一日一万歩を歩くコツについて考えます。  健康維持・管理の基、「一日一万歩を歩きましょう!!」の掛け声をよく聞きます。又、 万歩計を手にされた方も多いでしょう。そして嘆くのです。   「今日も歩けなかった」、「俺は、(私)はダメなんだ」と。 これでは健康とは逆に、ストレスを感じ、挫折への道を歩き出してしまうのではないでし ょうか。  逆から考えてみましょう。一万歩とは歩幅70Cmとして7Kmになります。 これを時速4Kmで実現させると7/4=1時間45分歩き続けることになります。  この文章を読んでいる人は多分、営業・技術系の方が多いでしょう。 その方々は主にオフィス勤務になる筈ですが、8時間勤務の中で2時間弱も歩行・移動に 費やしているかと言うと、決してそんなことはありません。  オフィスの中や、会議室への移動にそんな時間が掛かっていては非効率甚だしいので、 今では端末での資料呼び出しや、チャット会議で済ましているのが実情でしょう。  つまり、どう頑張っても会社内で一万歩は歩けないのです。こう考えると、冒頭の嘆き の言葉「今日も歩けなかった」は正しかったのではないでしょうか?  考え方を変えて、会社でムリなら一日トータルで考えてみましょう。 朝夕の通勤で20分×2、昼食の移動に10分×2を費やす事を考えてみましょう。 これで1時間分を費やすことができます。残りは45分程度ですから、この程度であれば オフィスの中で費やすことができるでしょう。  つまり、会社の中での45分、距離にして3.0Km、歩幅70Cmでは4,300歩弱です。この 程度であれば日常的に達成しているのではありませんか?  お昼は10分かかるように、道順を変えるか、足を伸ばして新しい店を開拓しましょう。 片道20分を歩くコツを教えましょう ●定期券を20分手前のモノに切り替える。 ●交通量が少ない場合:「会議でこう発言したらこう反応するから、会議の段取りはこう しよう」、とか「昨日のシミュレーションの検証」、「今日のシミュレーションはこう出る筈」、 等の段取りを考えながら歩きましょう。 ●交通量が多く、危険な場合:あまり深く考えないことです。次に会う人は若い人?女性? 右に曲がる人?等あまり注意力を削がれない事を考えながら歩いて下さい。  それでも、冬の日や雨の日に歩くのは結構つらいものを感じるのは歳のせいでしょう か?